ごみ問題 Now 


 地球温暖化が進む中、私たちにとって、持続可能な資源循環型社会の構築は急務と言えます。ごみの減量化を目的に逗子市は2015年10月に家庭系ごみ処理有料化をスタート。2018年からは葉山町との広域連携も本格化しました。そこで、ごみ処理の今とこれからについてお伝えします。


ごみ問題の現状と課題

 

1.家庭系ごみ処理有料化後の現状

2015年10月有料化の成果

◎可燃・不燃・粗大ごみの減量

◎容器プラ・植木等の資源化促進

分別品目   2014年 →  2017年  増減率

可燃収集  10016t  → 6994t   △32%

可燃持込  2844t  →   3306t + 16%

(可燃全体 12987t → 10301t   △21%)

不燃ごみ    540t →     212t   △61%

粗大ごみ    657t →  505t   △23%

容器プラ    754t →  902t   +20%

草葉植木    1127t →   2363t  +110%

PETボトル   194t →   187t   △4%

小型家電     -   →   106t

危険有害     -   →     30t

 

2.葉山との広域連携の効果

(1)葉山の可燃ゴミ全量を逗子で処理

2018年度開始  約1億8千万円収入

(2)逗子のし尿全量を葉山で処理

2018年度開始  約2千万円削減

(3)容器包装プラスチックと生ごみ処理

容器包装プラスチック共同処理を逗子で2020年開始

生ゴミ処理施設の葉山への整備に向けて収集処理方法などを検討中

有料化前後の燃やすごみの比較
有料化前後の燃やすごみの比較
燃やすごみの組成分析
燃やすごみの組成分析

※燃やすごみの内4割を占める生ごみの分別処理、3割を占める紙類の分別促進によってさらなる減量化・資源化が図れる


3.2市1町の今後の広域連携

(1)2016年7月、鎌倉市・逗子市・葉山町で広域連携に関する覚書締結

ゼロ・ウェイスト社会を目指す

広域処理の可能性を検討中

(2)2市1町で減量化・資源化を推進

生ゴミ処理容器「キエーロ」普及

紙オムツ資源化を共同研究

(3)神奈川県内でリサイクル率2位

1位 鎌倉 47.9%

2位 逗子 47.6%

3位 葉山 43.9%

2市1町が県内でトップ3を占める

我が家の家庭用生ごみ処理容器バクテリアdeキエーロ

生ごみを黒土に混ぜれば、バクテリアが分解して生ごみは消滅してしまう。

2016年度の県内リサイクル率トップ5は三浦半島
2016年度の県内リサイクル率トップ5は三浦半島