人口問題 Now 


 逗子市は高齢化率が高く、人口も徐々に減りつつあります。逗子の活力を維持するために、総合計画では57,800人の人口維持を目標に掲げています。そこで、逗子の人口動態の現状とシティプロモーションの取り組みをお伝えします。


人口減少は今後、どうなっていくのか?

 

1.逗子市の人口は微減傾向

(1)人口と高齢化率

人口 57,189人(2018年8月1日現在)

高齢化率 31.23%(2018年8月1日)

逗子市の1966年以降の人口推移
逗子市の1966年以降の人口推移

(2)直近2年間は社会増と自然減

人口増減 自然増減   社会増減    差引計

2016年度 △319人   +362人 = +43人

2017年度 △356人  + 49人 = △307人

2カ年計    △675人  +411人 =△264人

(3)人口推計では2045年に1万1千人減

15才~64歳が△1万人の大幅減

65才以上の老年人口は+1千人

年少人口は△2千人

2016年4月~2018年3月の人口の自然増減と社会増減
2016年4月~2018年3月の人口の自然増減と社会増減
逗子市の将来人口推計
逗子市の将来人口推計

(4)転入者の特徴(2017年度)

①30~40代のファミリー層が転入超過

社会増減数

0~9歳   +60

10~19歳  △11

20~29歳   △139

30~39歳   +112

40~49歳  +69

50~59歳       +3

60~69歳  △10

70~79歳  △18

80以上    △19

③転入の理由

海が近い

通勤通学に便利

まちのイメージがよい

山が近い

家族親戚が近くにいる

②世田谷・目黒・渋谷・大田から転入増

社会増が15人以上の地域

1位 世田谷区   42人

2位 目黒区    32人

3位 渋谷区    24人

4位 横浜市栄区  17人

5位 大田区    15人

2017年度の年齢別転入・転出者数
2017年度の年齢別転入・転出者数
転入者アンケートによる転入理由
転入者アンケートによる転入理由

(5)転出者の特徴(2017年度)

①字別

小坪・池子・沼間が転出超過

②年齢別

20代の若年層が就学や就職を機に転出

③転出の理由

就職・仕事の都合

結婚のため

④転出者が不便に感じたこと

買い物に不便

通勤通学に不便

地価が高い

医療施設が整っていない

物価が高い

転出者アンケートによる転出理由
転出者アンケートによる転出理由
転出者アンケートで不便に感じたこと
転出者アンケートで不便に感じたこと

2.シティプロモーションの推進

逗子の魅力を高め、市民の逗子への愛着と誇りを醸成するとともに、情報発信を強化して市外への認知度を上げて転入促進を図る戦略的なまちづくりを進める

 

(1)情報発信の強化

子育て応援サイト・えがお

市民活動生涯学習サイト・ナニスル

Facebook、InstagramなどSNSによる情報発信

(2)逗子フォト事業

逗子の懐かしい写真をアーカイブ化した逗子フォトを立ち上げる

◎8月 逗子フォトに「戦争と平和」コーナーを開設し、戦争当時の写真を募集

◎開設以来1年間で5万件以上アクセス

(3)シティプロモーションサイトの充実

8月にシティプロモーションサイトを全面リニューアル

移住者インタビュー、逗子の魅力ポイントなどを掲載

(4)広報大使の任命

新たな制度として広報大使を10月に委嘱予定。今後も増やす

(5)東逗子駅前用地活用計画

東逗子駅前用地活用をめざし公共施設や商業施設を盛り込んだ計画策定

◎2017年度に公共施設配置構想を検討

◎民間資本による整備を想定し、企業から提案を募るサウンディング調査を実施

◎地元住民、商工関係者との意見交換を経て2017年度末に構想案を策定、2022年度整備めざして事業者公募に進む予定

(6)小坪海浜地域活性化計画

国有海浜地、漁港、マリーナなど小坪海浜地活性化を目指した計画策定

◎国有海浜地不法占有物件の残り1件の撤去を検討中

◎漁協、マリーナ、地元住民との意見交換等を経て、2022年度までに策定予定