財政危機脱出宣言!


市民の皆様へ

 

 平成28年度決算の悪化を受けて緊急財政対策本部を設置し、人件費削減、事業の見直し、各種補助金の休廃止、公共施設開館時間の短縮等、7億円を超える対策を行い、財政構造を変革しました。

 そして、平成29年度決算は8億円の黒字となった結果、財政調整基金(市の貯金)は平成30年度末に9億円まで回復する目処が立ったことから、昨年度のような財政の危機的状況から脱したことをご報告します。

 この間、事業の休廃止・縮小により皆様にご不便をおかけしたことをお詫び申し上げるとともに、多大なるご協力に心から感謝申し上げます。人口減少と少子高齢化という厳しい状況が続きますが、これからも歳入増と歳出減の不断の努力によって安定した財政運営に徹するとともに、今回の経験を生かして、財政の建て直しに邁進してまいります。

 

逗子市長 平 井 竜 一



平成30年度 中学生の「税についての作文」

 

逗子市長賞「自分にも出来ることがある」

  逗子市立逗子中学校2年 平岡大河

 

「えっ、練習日が変わるの?」ぼくは、驚き聞き返してしまった。

月曜日に市の体育館を借りて行われていたレスリングチームの練習が、急に金曜に代わることになった。理由を聞くと、月に1回休みだった体育館が、毎週休みに変更になったということだ。その他にも、図書館の閉館時間が18時になり、部活の後に本を借りに行けなくなってしまったり、ゴミを出すために有料のゴミ袋を買わなくてはいけなくなっていたりと、ぼくの周りで色々な変化が起きている。

これらの変化は全て市の緊急財政対策によるものだ。ぼくの住む逗子市は、来年度予算で7億円の財政不足というピンチに陥っている。これは、市の収入の半分を占める市税が、平成20年度以降の景気低迷や高齢化の影響などで減少しているのが主な原因だ。

一方で、子どもや障碍者にかける経費は大きく増大している。市税が減少した分、国からの交付金が増える仕組みになっているが、減少額が全て補われるわけでは無い。これまでは、不足分を行政財政改革による財源確保や、市の貯金である財政調整基金を取り崩してサービスを維持していたが、それも難しくなってきた。それで僕が肌で感じるほどの行政サービスの改革が必要となったということだ。

今まで当たり前のように公共施設を使い、何も気にせずゴミを出していた。しかしそれは、市の財源があってのサービスであり、その財源の主なものは市税であることに改めて気づかされた。ぼくはこの改革を面白いと思った。色々なサービスが変わり、不便に感じることも多いが、それは、結局は市民のために行われている。財源を確保するために市民税を上げる等で収入を増やす事も考えられるが、逗子市はそれをせずに、無駄をなくし、支出を減らす事を軸に改革を進めている。無駄を無くすことは、市のため、ゆくゆくは自分のためになる。

ぼくは、色々な運動をしていて、どんな競技でも体作りが大切だと考えている。無駄な脂肪を取り除き、必要な筋肉をつけていくことで、その競技を心から楽しみ、また試合に勝つことが出来る。この対策は、無駄なサービス等を取り除き、本当に必要な物だけを残すことで、市民が余計な負担を受けずに、必要十分な市民生活を営むことを目的としている。 

今回、市の財務状況や、市が行っているサービスの多さを把握し、協力できることはあると感じた。税の恩恵を受ける事を当たり前と思わず感謝し、自分が将来納めていく税金が、自分や家族のためだけでなく、沢山の人が豊かな人生を送るために使われているか、また困難に立ち向かえるしっかりとした財務状況であるかに、常に敏感でありたいと考えた。



地球市民 68・69号合併号「財政特集」