実績Best10のエピソード 



池子の森自然公園を実現

 1998年に米軍家族住宅の入居が始まったわずか5年後の2003年に池子米軍住宅地区の横浜側に追加建設800戸の計画が持ち上がりました。逗子市は2004年に計画に反対して国を提訴。しかし、私が市長就任2カ月後の2007年2月に高裁で敗訴となり、苦渋の想いで最高裁への上告を断念しました。その後、国・米軍と交渉を重ね、8年の時を経て2015年2月に、日米共同使用という形で40haに及ぶ「池子の森自然公園」が開園しました。さらに追加建設は2018年8月に中止となり、池子の森が守られたのです。 学生時代に池子問題に関わり、市長を志すきっかけともなった私にとって、最も困難な課題を解決に導けたことは正に感無量でした。

池子の森自然公園400mトラック
池子の森自然公園400mトラック

日本一安全なファミリービーチが復活

 穏やかな海水浴場だった逗子海岸が、音楽ライブの海の家が登場してから、マナーの悪い海水浴客が夜遅くまで騒ぎ治安が悪化しました。2013年夏には海岸で殺傷事件が発生し、市民の怒りは頂点に。私は厳しい規制を打ち出し、砂浜での飲酒・拡声器を使用した音楽・バーベキューの禁止、畏怖を与える入墨の露出禁止、海の家営業時間を18時までとする内容を盛り込んだ条例案が2014年2月に可決しました。

 市民と行政と組合が協働でより良い海水浴場をめざす検討会が設置され、現在は「日本一安全で快適なファミリービーチ」が復活しました。

家族連れが安心して訪れる逗子海水浴場
家族連れが安心して訪れる逗子海水浴場

第一運動公園に児童館機能のスマイル開設

 児童館設置を求める市民が2003年に賛同署名25000人の請願を提出し、全会一致で採択されました。私は第一運動公園内に体験学習施設という形で児童館機能を有する施設を整備する方針を表明。老朽化したプールの再整備とともに二分の一の国庫補助が見込めたからです。

 ところが、児童館専用でないことに一部市民が反発し、基本設計予算と実施設計予算が議会で否決されてしまいました。粘り強く説明し、再提案で可決するという紆余曲折を経てようやく完成。今では多くの中高生や親子に親しまれています。

体験学習施設スマイルは大人気
体験学習施設スマイルは大人気

中学校給食、エアコン整備、支援教育推進など学校教育を充実

 質の高い教育を受けられるまちを創ることが逗子市の発展に不可欠と考え、いち早く全ての学校にエアコンや電子黒板を設置し、中学校給食も導入。さらに、発達障害などの児童へきめ細かな体制を整えるため特別支援教育指導教員やスクールカウンセラーなどを採用して、全学校に支援教室を設置するなど教育環境の充実に努めてきました。

 2017年4月からは子育て部門を教育委員会に一元化し、生まれてから18歳までの一貫した子育て・教育の体制を構築しています。

ボックスランチ方式の中学校給食
ボックスランチ方式の中学校給食

ごみ分別拡大と有料化、広域連携でゼロ・ウェイスト社会へ

 2015年10月から家庭ごみ処理有料化と資源分別品目の拡大をスタートさせ、焼却量は3割減、不燃ごみは6割減を達成する大きな成果を出し、ゼロ・ウェイスト社会へ大きく前進しました。

 また、2016年から鎌倉市・葉山町との広域協議会が発足し、まず葉山町との連携で2018年4月に焼却処理を逗子で、し尿処理を葉山で行う体制が本格始動しました。これにより年間2億円以上の財政効果が生まれています。引き続き鎌倉市を含めた広域連携を進め、さらなる効率化とごみ減量化をめざします。

葉山町との広域処理がスタート
葉山町との広域処理がスタート

こども発達支援センターで、生まれてから18歳までの一貫した療育支援

 障がいをもつ子どもの支援ニーズは年々増加しています。サービスの質向上と施設の充実、受入枠の拡大をめざして、こども発達支援センターを2016年12月に旧青少年会館を改修して設置。これにより、従来は就学前のみの対応だったものが、18歳までの支援体制に拡充しました。

 また、2017年4月からは同センターを教育委員会の所属として療育教育総合センターに統合し、同じ建物にある教育研究相談センターと連携して、学校の支援教育との接続を強化。生まれてから18歳までのきめ細かな療育と教育の支援ニーズに応えられる体制を構築したのです。

こども発達支援センターで療育を充実
こども発達支援センターで療育を充実

小学校区の地域自治や市民との協働事業で市民が主役のまちづくり

 市民自治が大きく前進したのが、小学校区単位で自治会や子ども会、PTA、老人会、消防団、商店会、民生委員、学校、社協などが連携して地域の課題解決に自主的に取り組む地域自治システム「住民自治協議会」の導入です。2012年に検討を始めた当初は「地域の負担が増える」といった批判がありましたが、徐々に、地域でできることは地域が担うという考え方が共有され、組織が立ち上がりました。

 現在は、沼間・小坪・久木・池子で住民自治協議会が設置され、こども食堂、防災・防犯、ゴミ問題、高齢者見守り、交通問題など多様化する地域課題の解決に取り組んでいます。

池子住民自治協議会の設立総会
池子住民自治協議会の設立総会

放課後児童クラブ・ふれあいスクール・ほっとスペースの全小学校区設置、保育所待機児童対策で子育て支援を充実

 子育て支援のサービスは12年間で充実しました。放課後児童クラブは2007年に逗子小学校区で市民交流センター内に整備したのを皮切りに、小学校区全てに市が施設を設置しました。

 子どもの居場所や親子の遊び場として小学校の空き教室等を活用した「ふれあいスクール」と「ほっとスペース」は、学校や地域住民の理解を得る苦労がありましたが、全小学校区に設置され、多くの子どもたちが利用しています。また、逗子なないろ保育園誘致など待機児童対策にも取り組み、2018年の待機児童は8名となり、さらに小規模保育施設の開設を予定しています。

子供たちに大人気の逗子小学校ふれあいスクール
子供たちに大人気の逗子小学校ふれあいスクール

総合的病院誘致の失敗と再挑戦。そして、病院開設許可へ

 1984年に池子米軍住宅受入れ条件の一つに病院用地確保が盛り込まれて総合病院誘致は市の重要課題となりました。私が市長就任時は、3度目の誘致となる聖ヨゼフ病院が沼間3丁目で225床の開設を県から許可されて、救急委託費の議会承認を残すのみでした。ところが、24時間365日二次救急を1億3000万円で委託することに議会が反発。地元自治会も病院反対。2009年に聖ヨゼフは撤退します。

 それから7年経た2016年12月に県が175床を募集したため、急遽公募を決定。医療法人社団 葵会を選考し、現在109床の許可を得て最終的に300床規模の病院を目指しています。

沼間3丁目の病院予定地
沼間3丁目の病院予定地

アートフェスティバル、スポーツの祭典、共育フェスティバル、平和デーなど活性化イベントを開催

 「アートフェスティバル」は2013年から市民企画やアーティストの展示など趣向を凝らし、2017年に池子の森音楽祭も加わって、秋を彩る一大イベントに発展しました。

    2014年開始の「スポーツの祭典」は、大人も子供も障がい者も参加できる種目で生涯スポーツの普及に大きく寄与しています。

  「共育フェスティバル」は、市民交流センターとホールを中心に様々な企画で大人も子どもも楽しませてくれます。

    他にも平和でーなど数々のイベントが市民中心に企画されて逗子を盛り上げています。

逗子小学校校舎のプロジェクションマッピング
逗子小学校校舎のプロジェクションマッピング